Muu日記 2012〜2011

 

 

2012.10.15

A&C静岡手創り市に行って来ました。両日とも天気に恵まれ、大変な人出でした。屋外での展示会に参加したのは今回初めてだったのでとまどいも有りましたが、無事に終わってほっとしています。来て下さった方々ほんとうにありがとうございました。今回の経験を作品造りに生かしていきたいと思っています。

 

 

 

 

 

 

2012.8.10

 

 やっと完成しました。

新しいsummer&winter織りのマット、muu工房看板娘の麦ちゃんがもう一人占めです。この織り方は、表面に1色、裏面に2色が出るので経糸のテンションがアンバランスになり易い為、織っている途中で経糸を張り直したり織り上げ後も緩んでいる経糸を引いたりして苦労しました。教室生の為に用意した糸が、半端な量で沢山残ってしまったので一つの作品にまとめようと思い立ち制作しました。(動機が不純です!)手元にある限られた色数の糸から、自分のイメージに合ったデザインを考えるのは難しい事でしたが、今まで試みた事の無い色調の作品に仕上がりました。

 

 

 

 

 

2012.6.14

昨日の教室は梅雨らしい一日でしたが、原毛を洗いました。ホームスパン制作で最初の作業はこの原毛洗いです。毛刈りしただけの油分で茶色く変色した、臭いもきつい原毛をフェルト化させないよう優しく丁寧に扱います。たいていいつも1kgづつ洗います。

今日は昨日とうって変わって朝から晴天。ツヤツヤの原毛たち、木漏れ日を浴びて気持ち良さそう。写真はコリデール中番手のカラー

ド原毛、ゆったりサイズの

ブランケットになる予定です。

 

 

 

 

2012.6.8

この地に工房兼住居を設けて9年目、小さな苗木だった琵琶の木、毎年12月頃寒さに向う冬の朝、仄かに甘く高貫な花の香りが木全体から匂い立つ。

短い冬も終わり春が巡り 実をたわわに実らせている。

野鳥がひっきりなしにそれを啄んでいる。街中の小さな庭でも自然を身直近に感じられる幸せ。

毎年実が終わる頃梅雨の晴れ間に伸び過ぎた枝を剪定している。その葉・枝を煮出してウール原毛・糸などを染めています。

琵琶は、とても優秀な染料です。

 

 

 

 

 

 

 

 

2012.6.4

夏の爽やかなテーブルマットたち。

「Favorite Scandinavian PROJECTS TO WEAVE」に載っていたHando Towelsのためのデザインをマット用にアレンジしてみました。

4枚綜絖、3本踏木のとてもシンプルな組織。

縦糸・麻(リネン)、緯糸・綿

ざぶざぶ洗って気持ち良く使えるように ”丈夫で美しく” を第一に考えながら作りました。ドラフト(組織図)から糸の素材、色合い、筬密度などを変えることにより、同じドラフトでも全く違う趣の作品に仕上がります。そこが織物制作の面白さの1つです。

 

 

 

2012.5.21

夏に向けて気持ちの良いリネンの手触り。

これからの教室制作用にいろいろな組織で試作中です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2012.5.17

KMさんは、ご自分の織機を自宅でなくMuu教室に設置して、手織りの工程をマスターするまで、自分専用として使い教室に通っていますが、この度めでたくお宅を新築され、織機を運ぶことになりました。織りの工程をすべて自力でこなすには、少々不安があると言っている彼女ですが、大丈夫!機さえお家にあれば、いつでも好きなだけ少しづつ進めば良いのですから。今まで教室でやってきたことを元に、あとは知恵と工夫でね。そんな訳で、夫の運転で名古屋のはずれの我が工房から約1時間半、I市の静かな山あいに開かれた巨大で、ピカピカの住宅群の中に在るKMさん宅へ織機を無事運ぶことが出来ました。写真は、機を設置した後の出張教室の様子です。

 

 

 

2012.5.14

西洋茜染めの原毛をNさんの前回の作品は、媒染剤2種類で濃・淡に染め経緯糸とし、バスケットウィ−ブで織りました。今回は多色染めしたウールネップを原毛に混ぜて紡いでいます。ベースの原毛の茜染めは甘い感じなのでネップの色は、少しひかえめにして、かわいくなり過ぎないようにしました。

組織は基本的な綾織です。

 

 

 

               

2012.4.10

バウンドローズパス(ブンデンローゼンゴン)の試織 

どこか、子供の頃を思い出す。懐かしいこの織り方、初めて織ってみました。

手織りの技法書の最後のページ辺りに、たびたび載っていた。

織ってみて、なるほど、今までの織り方とは全然違っていておもしろいが、

1柄織るのにすごく時間がかかる。難しそうだけど、次はオリジナルの絵柄を考えて織ってみたいな。

 

 

 

2012.4.6

教室生のkさん待望の織機が届きました。6枚そうこう、6本踏み木、水平天秤式の機です。

教室で機の各部分にコードを取り付けた後にKさん宅に納めます。

写真は、Kさん自身で100本以上のコードを一本一本機に取りつけている途中です。 この作業は、とても手間がかかり大変ですが、自分の織機の構造をより理解することが出来るし、 愛着も増すと思います。

まだピカピカの一年生のこの織機、良き織り人に恵まれて、働き者で織り手を助ける頼もしい相棒に成長してくれるでしょう。

 

 

 

 

2012.3.20

Nさんは、Muu手織教室に大変熱心に通われています。

只今製作中のホームスパンのマフラーは、ポロワス原毛の、西洋茜染色、媒染剤を2種類で染め分け、経糸、緯糸にしています。2色が効果的な組織(キャンバスウィーブ)です。ポロワスは、大変細番手(58〜60s')のため、紡ぎの撚りが甘くなる傾向があり、Nさんの場合も経糸の撚りが少し甘くなってしまい、織り辛そうです。ガンバって!                                                                  織り上がるのが楽しみです。

 

 

 

2012.3.13

 

ネクタイの試作をしてみました。

織るのは、あっという間だけれど、首のまわりの幅とか寸法など

ジャストフィットなサイズを導き出すのは難しい。

仕立てのいらないシンプルなベルト状のネクタイだから

いろいろな織組織でいっぱい試してみたい。

 

 

 

 

2012.2.3

露草市へ仲間3人で

Muu工房・「日々」として出店します。

遊びに来て下さい。

 

会場:手打ち蕎麦 なる2階 (浜松市中区板屋町102-12)

会期:2月4日(土)11:00~20:00   5(日)11:00~17:00

http : //tsuyukusa.hamazo.tv/

 

 

2011.5.1

ハーブのいろは、

ひかえめだけど深い。

冬の日だまりの様な・・・

     ハチミツ色

 

 

 

 ☆ラベンダー (アルミ媒染)・モヘア糸・シェット     ランド原毛

 

2011.4.30

今年もラベンダーの咲く季節。

花穂が少し咲き開きかけている大株のフレンチラベンダー。

先日の大雨と風で古い枝が裂けてしまった。

それを煮出して、染めることにした。